うるし塗り (岩手県内 平泉世界遺産CM)

皆さんこんにちは。
上塗りにいい時期になってきました。
題名に書いたとおり、岩手県内版ですが平泉世界遺産CMに出ることになりまして、8日に撮影しました。
岩手県からお話があり、対応しました。どのようなCMになるのかまだ確定していませんが、岩手県内の方放送していたら見てみてください。
漆を塗っているところと器をめでてるところを撮りたいとのことで、言われたとおりしましたが、どんな仕上がりになっているのかわかりません。
塗っているところはこんな感じです。(中塗り)
左手に持っているのは<てがた>と呼ばれる昔ながらの道具で、内外いっぺんに塗ります。

溜ゆいが少しずつ20・30代の女性に人気が出てきまして、また新しく製作しました。皆さん「宝石のような色ですね~」とか「うるしでこんな様々な色が出せるんですね~」とか言っていかれ、漆の発色のすばらしさを見てもらえてうれしく思います。
しばらく溜色を作っていなかったので製作してみました。今回の溜色はいい感じに仕上がっています。どんな模様を入れるか迷っています。
上がピンク系のマーブル塗り。下が赤溜色。

それからOKINAシリーズにもマーブル塗りを試してみました。
塗ってから2週間ぐらいたっているので、優しい緑の発色になってきました。
個人的にお気に入りのカタチです。

アップにするとこんな感じ。表面は磨いています。

今後も色々な塗り方ができるように腕を磨いていきます。
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。