祖父 佐々木 誠 編者 【秀衡椀】について

古い本になりますが、【秀衡椀】【古代秀衡椀の流れ】祖父の佐々木 誠 編 の本の問合せも来てました。
どちらも当社倉庫に在庫あります。

日本全国で古代椀が現存する漆の産地は、いくつかあります。
特に岩手県は古代椀の宝庫で、【秀衡椀】【正法寺椀】【浄法寺椀】【南部箔椀】と4つの歴史的なお椀を生み出しているクリエイティブで稀有な産地です。

祖父は平泉町周辺から古代秀衡椀をお持ちの各家々をめぐって、調べていったようです。
色々な専門の方々から思考文章も掲載されており、当時の祖父の秀衡椀と地域文化の証明に情熱を感じる本になっております。

その土地土地の歴史や人々の生活と密接に結びつき、共に引き継がれている品物は、時代が経ても、何かしら人を惹きつける魅力があるのだと思います!

そして孫達は今日も漆を塗ってました〜!


昭和59年発行本で、弟は生まれる前の本になります。
翁知屋 【古民家うるし塗装プロジェクト】まだ一回目の塗りですが、シックで落ち着いた艶が空間をカッコよく魅せています。


流石【漆】の表現力です!

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。