鳴子こけし展示会&Rinカタログ<玉小箱>

皆さんこんにちは。
過ごしやすい天気が続いております。
先週も展示会の会議やサンプル作りや海外からのお客様の対応で、サラッと一週間が過ぎてしまいました。
昨日は宮城県の鳴子で鳴子こけしと鳴子漆器展が開催されていて、行って来ました。鳴子こけしの歴史や様々な地域の特徴あるこけしが並んでいて、けっこう見ごたえがありました。
奉納されるこけし達だそうです。

玉小箱を頼んでいる鳴子こけしの職人さんと話をして、玉小箱の新しいバージョンと大きさの修正とかカタチの細かい修正をお願いしてきました。
また新たなものができてくる予定です。
そんな中、東京表参道の工芸品のセレクトショップRinさんのカタログに
玉小箱が掲載されました。
あいかわらず、おしゃれできれいで可愛いカタログです。
表紙は岐阜県の陶器だそうです。ガラスのような漆器のような全国ではいろいろと考える人がいるものだといつも思います。

玉小箱のほうは贈り物上手という中で、<外国人が喜ぶアイテム>というテーマの中でセレクトされました。
実際Rinさんでは海外出張のビジネスマンの方が手土産にお持ちになるんだそうです。製作現場としては外国人のお土産用に、全体のサイズや日本らしいアイテムなどを考慮して開発したものでしたので、ぴったりとはまってよかったです。
このような商品の中に玉小箱が掲載されています。

平泉の店舗では20・30代の女性の方が、自分用に可愛いといってご購入されていきます。全く伝統を崩していないのですが、ほんの少しの組み合わせで、若い方におしゃれに見えるというのはこの商品を製作していて勉強になっています。共同制作で価格が高めになってしまうのが仕方ないですが、そこよりも、職人の手が通った商品を提供していくのが役割なのかと思っています。
そんなところで今後とも玉小箱をよろしくお願いします。
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。