蓋付ハソリ椀、布張り岩手型椀

皆さんこんにちは。
サッカーW杯ブラジル大会はじまりましたね。
攻撃的な日本代表のサッカーがどこまで通用するか楽しみです!!
梅雨時期に入り、うるしの乾きが早くなってきました。
もう少し気温も上がってくるといいんですが。
職人さんが毎日手を入れているお椀が、いよいよ最終工程の上塗りが近づいて
きてます。赤・黒半々で塗って頂いてます。

上段にある、はそり(口つけるあたりが反っている形)のお椀は蓋付です。
下に木が悪くてはじいた木地が見えますが、栃の木で、こちらの工程は、
木地固め(生漆1回)→錆付け・生漆固め交互に(3回)→中塗り(黒・朱3回)
まで終わったところ。漆仕上げのかなりいいお椀になっています。
これから中塗り1回→上塗り→絵付けに進みますが、
紋様の細かさにもよりますが、大体のお値段、1客 30、000円(税抜)
ぐらいの予定です。蓋付ですし、来客用として重宝すると思います。
下段の布張り岩手型椀はふっくらと丸い身の形をしていて蓋なしです。
こちらの工程は、
木地固め(生漆1回)→ふち回り麻布張り→生漆固め→錆付け・生漆固め交互に(2回)→中塗り(黒・朱6回)終わったところ。
かなり丈夫なつくりになっています。
こちらも栃の木です。紋様にもよりますが、お値段は23000円(税抜)
の予定です。
王道の塗り工程を勉強してもらうために、毎日丁寧に塗っています。
完成したらネットショップに掲載するので楽しみにしていてください。
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。