『デザちょこ』  佐々木優弥(秀衡塗) × 中里太陽(みかわち焼)

皆さんこんにちは。
いよいよ表参道の展示会が近づいてきました。
新作をひきさげて、準備しているところです。
その中でも、「JODO Japan」ブランドに新作が加わりました。
「JODO Japan」ブランドの世界観、[かわいさ・漆のカラー・他の工芸品とのコラボ]を大切にした最新作『デザちょこ』です。
最新作 『デザちょこ』

『デザちょこ』は、”デザートを楽しくいただける猪口(ちょこ)”という
コンセプトのもと、白磁器の撥水技法で紋様をくりぬき(凹んでいる)、
そこに漆のカラーを焼付け塗装して、手に持ちやすさと漆のカラーで
”デザインされた猪口”という技法的な意味をもたせています。

漆は150度以上の高温オーブンで長時間焼付け塗装しております。
ですので、表面をあぶったり、デザちょこごと温めをすることも可能です。
<ただし、最新作のため、どのくらいの頻度に耐えられるか、これから検証していきます>
白磁器は、長崎県佐世保市三川内町に伝わる伝統工芸みかわち焼の窯元、
平戸洸祥団右ェ門窯 第18代 中里 太陽&中里 幸美 夫婦
に製作していただきました。
二人の写真です。

奥さんの絵付けの様子。

この『デザちょこ』は、太陽君と半年ぐらいかけて、ゆっくり話を
つめて製作をしてきました。
ただ、お互いに現場を知っているので、製作するのにどこに
問題が出そうなのかあらかじめ予想して、修正をかけながら
製作できたので、作業的には楽でした。
私の漆の下地。焼付け塗装を4~5回しております。

いよいよ表参道ヒルズでデビューしますが、どんな反応があることやら
今から楽しみです。
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。