漆について よく聞かれる質問! 『漆って何色?』『透明な漆ってあるの?』

漆について よく聞かれる質問!

『漆って何色?』『透明な漆ってあるの?』

 

☆『 漆って何色?? 』
よく聞かれる質問。

○掻き立て 生の漆は【 カフェ・オ・レ 】色です!

見た目とても美味しそうです(笑)

 

生漆(とってそのまま。水分などもまだたっぷり含んでいる漆)

↓↓

 

☆『 透明な漆ってあるの?? 』
お客様との商品開発で必ず受ける質問。

○生の漆 状態が、【透けてるが 飴色】なので、水のようなクリアー色はできないです。
日本産の漆は、この透け感が中国産より強く、かなり透けてる感じにはなります。

日本産漆も塗って固まると飴色です。

しかし、この飴色も時間が経つと徐々に透けていきます!

生漆やスグロメ漆、呂色漆といわれる漆で仕上げた品物は、使われながら表面が磨かれ、どんどん艶が上がってきます。

そんな変化を楽しめるのが漆です。

 

普段は下地や艶上げに使う【生漆】
今回はその生漆を塗りかさねて、箸をつくってみました!

秀衡八角箸(生漆塗り)

天皇皇后両殿下御用食器製作にて使用した、八角形のお箸木地を、生漆で塗り重ね商品化致しました。

八角形は手に持ちやすい木地です。
生漆の塗りは、従来の拭き漆仕上げよりも強度と美しさが増しています!
使っていくと、飴色の透明感が増し、艶が上がってくる楽しみもあります!

 

八角形は、面と角にうるしの塗りムラができ、透け感のコントラストがうまれ、想像通り、カッコイイ仕上がりになったな〜と思います!

 

秀衡八角箸 (生漆塗り)
1膳 4320円

 

 

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。