インバウンド向け体験コンテンツ造成事業

東北運輸局から委託を受けた事業主体の株式会社Voyagiから、外国人観光客に売れている体験コンテンツの紹介、何故売れるのか⁈ポイントなど教わりました。

ファンづくりにつながる簡単な体験を通じた受け入れは、工芸の経営的視点でとても大切だと感じ、当社でも20年以上漆塗り体験を受け入れております。

一方で、本業の職人として製品を多く手掛け高レベルでの伝統技法の維持や、試行錯誤し先端的なことを試し、新たな技や表現力をつけ、商品を洗練させ高める、その本業の時間が無くなると本末転倒だと考えております。

今回の事業でのコンテンツとして、翁知屋は、約1000年積み上がった平泉の漆芸の成り立ちや職人技をMIXさせた体感を試す予定でおります。

具体的には、金色堂や伽羅之御所に代表される平泉の漆芸遺跡などを漆芸技法などを説明しながら一緒に巡ったり、お客様の大切にしてる言葉などを目の前でオーダーで描き職人技を魅せ品物を持って帰るようなイメージです。

職人は本物を製作できるからこそ、体験メニューも充実させれるはずなので、本業を軸に、漆芸ファンの拡充にも取り組みたいと思います!

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。