岩手県現状報告

皆さんこんにちは。
岩手県の近況ですが、県内版ニュースによると沿岸の被災地には少しずつ物資がはいるようになり、仮設住宅の準備、簡易お風呂などが設置されたようです。東北本線も盛岡~一関で運転再開になりました。
ガソリンや灯油ももう少しで回復してくるかと思います。
沿岸以外の地域はほぼ大丈夫ですので、心配ないかと思います。
足りない物資は、歯ブラシや下着、女性生理用品、反射式ストーブ、薬、等みたいです。
近日中に平泉商工会を通じて陸前高田商工会に物資を届ける予定ですが、前もってそのような物の指定があるようですので、もし善意で送っていただけるのであれば、沿岸でない地域の近くの商工会や役場に、どのようなものが必要なのか確認してから送っていただけると助かるかと思います。
これは被害を受けているすべての県に共通な事情かと思います。
福島県も大変な状況になってしまいましたね。あまりにも悲惨な状況で作業にあたっている方に感謝しない日はないですね。
西日本の方々にはぜひ今以上に活発に経済を牽引していただければと思います。
雇用調整助成金の内容がきましたが、雇用をできるだけ維持してほしいということで、企業側もしたいところですが、なかなか現実は難しいですね。
東北は工場、農業、漁業、観光で成り立っていたので、すべてが壊れてしまい問題が出ていますから。
だんだんと日常生活が戻ってきたら、今度は経済活動をしないと食べていけない現実が押し寄せますから、ぜひ西日本の方々に引っぱっていってもらって新たな雇用や価値をうみだしてもらえるといいのですが。
もちろん我慢強い東北人気質が必ずこの現状をのりこえるはずです。
悲しい現実にあいながらも気丈にふるまって助け合っている多くの方々がいるので、なんとか一緒に乗り越えていきたいです。
物流につきましてヤマト便に確認しましたが、東北6県は近くの営業所引き渡しになります。それ以外の県は指定宅まで配達しているとのことです。
緊急物資が優先なので、発着は1週間から10日ぐらいかかるとのことです。
ただ代金引換ができないとのことでした。
これもガソリン不足が問題になってますので、回復は時間の問題かと思います。
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。