翁知屋 蔵改装 オリザ納入!!

皆さんこんにちは。
平泉町は暖かくなってきて春がもうすぐそこまできているな~と感じます。
今日はやっと納品されたオリザさんの畳の写真を公開します。
さっき納品していただいたばかりです。
午前中に掃除をして待っていました。

マスの形に製作していただきました。
今回の一枚ものの最長は2m80?。芯材を自在に調整することができる
から成り立つ畳です。
こんなことをやれる畳屋さんが宮城県にいたとは恐るべしです。

最新の織色も今回使っていただきました。

近くで見ると圧倒的な存在感です。
蔵に合わせた渋めの色で『わびさび』を表現。
洒落てるし、かっこよすぎる!! 夏になったら蔵に住もうかな(笑)

お客様・デザイナー・バイヤーさんの打ち合わせや、お茶会をしたり・
ギャラリーとして使ったり、翁知屋宝物展示や、全国で知り合った工芸家
仲間の商品やモダン工藝を見せたり、頭の中でぐるぐる考えてます。
ここ世界遺産の地平泉で、日本全国や世界の市場で闘っている、
日本の伝統と最新の工芸を見せていきたいですね。
ほんとに素敵で、かわいく・かっこいい物を提供している会社がたく
さんありますからね。
子供たちや学生の感性が刺激され、平泉から世界で活躍するアーティスト、
工芸家、デザイナーがうまれるといいな~。そんな夢を見ています。
この畳は、これから漆枠を制作する予定です。
どんな感じにしようか悩みます。
今まで詰め込んできた、いろんな表現が頭の中にあるので、ホント
どうしようかな~。贅沢な悩みです。
オリザさんとは今後、<畳と漆わく>の定番ラインをそろえながら、
こだわりの特注にも対応した商品展開をしていく段取りです。
また協同で色々なアイテムも展開していく予定です。
1階の体験工房もただ今机を制作していただいています。
店の自動ドアになっていた厚さ1?ぐらいある強化ガラスを天板にして
その上で直接作業ができるような感じです。
体験のお問い合わせが増えており、しっかり対応できるような体制を整えて
いるところです。
せっかくの観光ですから、蔵の中で時間を忘れて、漆器製作に集中!!
なんて贅沢でいい時間を提供したいですね。
明日は東京でインテリアショップ『アクタス』と交渉。
どうなることやら楽しみです。
名古屋桐箪笥の今岡さんより、『若さは一瞬、そのまま全力で突き進め!!』
との名言アドバイスをいただきました。
伝統工芸の明るい未来のためにいけるとこまでいかしていただきます。
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。