特注品 楽師 笛ケース

皆さんこんにちは。
平泉町はもうすぐ本格的な秋の気配です。
紅葉がすぐそこまで来ている感じです。
今日は楽師の方から頼まれている笛のケースについて紹介します。
お客様が木地を持込をされて、下地の処理の仕方や、上塗り、紋様
などの打ち合わせを表参道ヒルズの展示会のときにお話してきて、
私が紋様の型紙などを具体的におこしている段階です。
京都で轢いていただいたとお話された木地は、ピリッとした仕上がりで
朴の木の美しさがでています。
これだけ美しいとプレッシャーがかかりますね…。


内側ですが、この長さをどうやって通したんだろうか??
しかも薄手だし…。専用のボール盤みたいなのがあるのかな??

私の部分です。注文内容的には下地は麻布を巻いて固め、合口部分の補強も薄手の和紙などで固めて黒塗りの仕上げにすることになりました。
それから重要な絵付けですが、『龍を描いてほしいんだけど、いわゆる蒔絵の龍じゃ面白くない』との注文をいただいていて、それならば唐草紋様を龍に見立てて配置するのはどうですか?と提案し、さっそく型紙を作り、OKをいただきました。
それから現在イメージしやすいように色見本的に図柄の一部を
製作してみました。金箔の処理をどうするのか様々なやり方を提案してみました。貼りっぱなし・拭き漆処理・透きうるし処理・縁取り等。

秀衡塗りの源氏雲も唐草龍を取り囲むように配置したので、出来上がりが
楽しみです。
この仕事はOKINAシリーズをやっていたからこそ自信を持って
受注できた仕事でした。これだけ細長いものを均一に塗るのはかなり
難しいです。
でも細長いグラスを塗っていたので、大体の漆のたれ具合や調整を
わかっているので、ま~大丈夫だろうと予想がつきました。
普段の努力は裏切らないものだと思います。
特注品の一品物や記念品・定番の量産物・個人的に製作しているもの・うるし塗り体験など、日常が自分の製作の宝物になっているんだなぁ~とつくづく感じる今日この頃です。
それではまたまた。