私なりの社会還元。一般財団法人岩手経済研究所発行機関誌への文章掲載と多摩美術大学への臨時講師

皆さんこんにちは。

紅葉も始まり秋の平泉観光も華やかになってきました。

 

今日は最近、今までの事業活動を、文章や臨時講師として、依頼される機会に恵まれましたので、ブログに書きます。

はっきり言うとほぼボランティア(文章は謝礼1万ぐらい、臨時講師は飲み代ごちそう(笑)です。)なので、私なりの社会還元と

思っています。

 

私自身感じたことですが、25歳ぐらいで先代をなくし、13年ぐらい何とか続いてきましたが、実践の経営を学べる環境が今の

日本にはあまりになさすぎる様な気がしています。私自身も多くの経営本を買って読み漁って、実戦で試してやってきました。

 

大学や専門学校などの講義する先生側が、土地や建物・財産を担保に、真剣に事業経営した経験がない人だと、教えれない状況もあるのかと思います。

ただ高額な学費(私立美術大学だと年間約150万ぐらいでしょうか)を払って、食べて生き方(生活の仕方)

を教えないのは、今の時代、学生にとっては少しかわいそうかなぁ~と勝手に思っています。

多分今後、現役の成功している事業経営者を取り込みながら、自己表現と経営も教えるような美術大学が出てきて、それは地方であっても、すごく人気がでるような気がします。私の肌感覚ですが、現状打破できるクリエイティブな人材は社会がすごく求めている気がします。

 

前置きが長くなりましたが、まずは

【一般財団法人 岩手経済研究所】発行の機関誌への文章掲載

こちらは岩手銀行さんの出先機関でして、2ページ分書いてほしいと依頼が来まして、いままでやってきた経営のことを中心に

書かせていただきました。本当は5千文字書いてしまいましたが、紙面の都合で半分になり、言葉足らずな部分があるかと思います。

 

私と同じように先代がはやく亡くなり、借金に苦しんでいる境遇に今なっている若い経営者の方や、これから新しい事務所を始め

る方に読んでいただけると、書いた甲斐があったなぁ~と思います。

 

私程度のものが書いた文章ですので、大企業や億万長者になれるノウハウではないですが、小さな会社でも、仕事を楽しんで

工夫して、真面目にコツコツやれば、五千万以内の借金であれば、時間かけて着実に返せるから、心配しないで頑張ろう!って

いう内容です。

 

 

 

 

 

 

 

 

それから次は、多摩美術大学での臨時講師のことです。

こちらは、2012年一緒にグットデザイン賞をとったり、当社のロゴ(衣マークや体験工房のロゴ)などを製作頂いている、石田和人先生の講義に臨時講師枠で参加してきました。

プロダクトの作り込み方は多摩美の優秀な講師の方々から普段色々な手法を習っていると思うので、私は、【仕事の取り方】や【経営の仕方】【情報発信】【外部評価の基準】など商品をよりいかす手段を話させてもらいました。

すぐに講義感想を文章で頂きましたが、とても嬉しい反応をいただきました。

作った先を考えたことがなかったから自分で少しやってみようとか、美術業界の現役の経営者の話を聞く機会はなかったとか。

 

芸術・美術の自己表現プロダクトを作って行こうという人は、恥ずかしがったり遠慮したりしていては、チャンスは一向に来ないと思います。ぜひ学生の枠をはみ出して、どんどん外にでて、自分の品を他人にみせて評価され、改善されてほしいと思います。
今後、翁知屋や平泉も美大の学生とかいれて、クリエイティブする機会を作っていきたいとおもいます。

 

 

 

 

それではまたまた。

 

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。