同級生

皆さんこんにちは。
しばらくブログを更新していなくてすいません。
結局今年はむさくるしい熱い夏は来なかったですね。
でも「花巻東」が熱いです!!ベスト8まで進み、今日ベスト4をかけて
試合をします。とにかく日本一を公言し、着々と実行している姿が岩手県人としてすごくうれしいし、この厳しい時代に明るい話題と戦う姿勢に勇気付けられます。本気になれることがあるって大事ですよね。
先週はお盆なので、友人が帰省していて、久々に中学校の同級会をしました。時代を反映していまして、女性も仕事をしている・派遣切りに合った人がいたり、独身が多い等様々でした。
その中で派遣切りに合った中学校からの友人が、南部鉄器の職人に仕事が決まったと連絡がありました。15年以上一緒にいるので性格もわかるのですが、正直派遣の仕事をしているときには話をしても「仕事で責任を取りたくないし、楽に稼ぎたい」とかの言葉が目立ち、話が合わないこともありました。
そんな友人も派遣切りに合い5ヶ月も無職の生活を送っていて、私も連絡しにくかったのですが、久々にあって話をすると意識が変わっていたのでよかったなと思いました。
やはり特に田舎の現状の就職活動は大変らしく、求人2人のところに30人近く応募が殺到したりするようです。
でもやってきた仕事が派遣で工場のラインだと、何も保証もなく、経済不況になるとやみくもに切られて、次の職を探すにも自分の知識やウデが身についていないことがわかったんだそうです。だから今度はしっかりと知識や経験が身につくようなところを探したとのことでした。
そういう意識は絶対重要なことですよね。仕事って金銭面だけの判断だけでは決めないほうがいいような気がします。やっぱり人生のほとんどの時間仕事をしているので、充実して着々と能力が身についていくような仕事をしていないといけないような気がします。
南部鉄器は伝統工芸の中でも輸出を盛んにやっていて、景気に判断されない強い会社もあると聞いていましたので、よかったです。でも仕事はハードで重たいし、熱いしで25歳ぐらいだったらすぐやめていたと言っていました。一通り南部鉄器の製作を覚えた5年後ぐらいに、なんか一緒にかっこいい商品を製作して売り出そうよ!!と話してきました。
やっぱり本気で仕事をして、知識や経験や様々な人との出会いを蓄積して、自分で何かを生み出し、人生を楽しく充実させることができると幸せなのかな~と私は感じています。
伝統工芸の仲間がまた一人できたのでうれしいし、切磋琢磨して行こうと思います。
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。