建材として うるし塗装 の提案
~うるしを使ったリノベーション~
うるしは、古来より、あらゆる木造建築の塗装として使われてきました。
国宝などに指定されている社寺仏閣は、今でもうるし塗装を中心に仕上げられております。
当社がある平泉町にも、中尊寺金色堂は、その漆芸のあらゆる技術の粋を用いた世界最高峰の建物であります。
翁知屋では、自社の古民家を1年かけリノベーションし、柱や戸、格子、欄間、床の間、カウンターなど 多くの木部に【うるし塗装】を施しました。
翁知屋 古民家のうるし塗装
建物内は和風建築になっていたので、元々ある良い素材は活かし、必要な素材を組み合わせながらリノーベーションしております。
室内には多くの木材が使われており、そのほぼすべてをうるし塗装で仕上げております。
うるし塗装の良さ
うるしには、抗菌・防腐作用があることが証明されております。
さらに塗装面に、光が当たることで、目に優しい落ち着いた品のある【艷やかな輝き】を放ちます。
あらゆる木材を最高なカタチで魅力的に魅せることが、他の塗料にはないうるし塗装の良さです。
うるし塗装をした格子扉戸
格子の木部には、朱の着色をした上からうるし塗装をすることで、【溜め色】をよばれる、赤紫の奥深い色合いで仕上げております。
扉の中心には、アクセントとして、うるしパネルも入れました。
更に蒔絵での家紋や模様をいれても良さそうです。
栃の木耳つき一枚板カウンターへ うるし塗装
栃の木はうるし仕上げすることで、渋い木目が強調されます。
5回のうるし塗装に、塗装ごとに磨きを入れることで、天板が平らに光り輝いて仕上がります。
ほかにも木材として、けやきの一枚板のうるし塗装を床の間の天板で仕上げており、見学可能です。
うるし塗装 作業の様子
うるし塗装には、入念の準備が必要です。
しっかり養生を施して、なるべくはみ出ないように塗って仕上げていきます。
また、2~3回はうるし塗装することで、艶が上がり、美しい木目に仕上がります。
養生やうるしを乾かす日数が必要なため、工期は長くなってしまいます。
店舗内のうるし塗装
秀衡椀のスポットライトやお膳のランプシェード
テレビボードや天井パネル、壁面パネル
店舗や体験施設内など社内のいたるところに、うるし塗装でのサンプルを試しております。
生活環境や働き方などが見直され、人々には様々な価値観がうまれております。
広い田舎の古民家を購入し、リノベーションや一部内装の改装を検討している皆様に、ぜひ【うるし塗装】を提案できれば!と考えております。
個人の方をはじめ、住宅や建築関係者、公共施設、不動産会社など、うるし塗装のご相談が有りましたら、ご連絡お待ちしております。
建築の木部へのうるし塗装だけでなく、うるしのテーブルやカウンター、うるしの扉やパネル、等々、部材ごとのうるし塗装のご相談ももちろん可能です。
下記メールフォームよりご相談のご予約をいただければと思います!!