秀衡塗ネームプレート

皆さんこんにちは。

9月はなかなか更新できなかったので、まとめ更新します。

 

<9月6日>

 

ネームプレートが納品完了しました。大変お待たせいたしました。
前回のサンプルより、少しやり方を工夫して、細かい文字にもしっかり金が入りました。

 

専門的な話をすると、漆芸に沈金という伝統技法があります。

今回、彫りはレーザーマシンで、金箔押しは手作業という融合した作業でした。

細かいロゴや文字、均一な製品提供にはこのやり方が合ってます。

データを作るのに一般的な画像編集ソフトを操れることが前提ですが。

 

しかし、手作業の彫り(うるしの専門用語で【沈金】という)は、彫りの濃淡表現や湾曲した立体物に自在に彫れたりすることが

でき、伝統技法の方がまだ幅広く応用がきくとみています。

 

 

それではまたまた。

 

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。