新作『湯呑み』 毛越寺『曲水の宴』
皆さんこんにちは。
最近は天気のいい日が続いています。
毎日仕事関係やら、私が入っている色々な会の総会やら、商工会青年部の町内行事のボランティアやら毎日、
瞬間に過ぎ去っていきます。
今日(5月22日)は、毛越寺『曲水の宴』でした。
平泉商工会青年部は平泉役場青年部とともに、毎年お手伝いをしています。
平安時代の貴族の遊びです。
最高の天気で新緑の綺麗なお庭でした。
観光客もいっぱいですね。
〈新作〉湯呑みについて
100歳をこえた大叔母(祖母の姉)から意見を聞いて開発した湯呑みです。
大叔母は長年、祖父の代に製造した翁知屋製の湯飲みで、毎日お茶を楽しんでいました。
ただこの湯呑みを改善してほしいところもあると話してました。
以前も書きましたが、自分の葬儀では引き出物に秀衡塗を使いたいと話していて、それなら一緒に納得する湯呑みを
イチから新しく作ることにしました。
残念ながら先月亡くなりましたが、完成品は見せることができ、安心したのかもしれませんね。
湯呑みは引き出物としてお使いして頂きました。
今回製作した品は、同じものを少し変えた物と、何種類か候補を製作したので採用されなかった物を商品化
させました。
重視したのは、手に馴染む、持ちやすいフォルム・デザイン。
握る直径も年配者に配慮したサイズにしました。
形は3種類、用意しています。
今回の木地は堀君へ。
綺麗な木地を引いていただきました。
色は、木目・赤木目・黒木目の3種類。
特に黒木目は翁知屋独自の漆芸技法を研究し、変色しにくく、艶のある真黒でありながら、木目が美しく出ている塗りに
仕上げています。
目上の方へのプレゼントに喜ばれると思います。
(材料) けやき
(塗装) 漆・金箔
(サイズ) 直径77㎜ × 高さ87㎜ (3種類あり、微妙に違います。)
(価格) 6,480円 (1個 形はどれでも同じ価格)
それではまたまた。
投稿者プロフィール
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昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。