写真家たかはしじゅんいち氏 一関講演

皆さんこんにちは。
10月に入り平泉町はすっかり涼しくなってきました。
今日は、<いわて県南エリア伝統工芸協議会>のオープン講演である、伝統工芸未来塾の内容が決定しましたので、お知らせです。
今回の講師は、写真家たかはしじゅんいちさん。
たかはしさんは、2009年、Newsweek誌から世界で尊敬される日本人100人に選ばれた、超一流カメラマンです。
私自身まだ慣れない会長職で右往左往している組織運営ながら、今回講師をお願いしたところ快くOKして頂きました。
なぜ今回たかはしさんに講師をお願いしたかというと、今の時代各社、自信のある良い製品やサービスを日々提供していると思います。
ただその魅力を、どうやって人に伝えればいいのか、手段がわからなくて悩んでいる方が多いと思っていました。
海外のハリウッドスターや有名企業広告、有名歌手、歌舞伎、職人とジャンルを問わず、また国境を越えて、一流の撮影現場を見てきた、たかはしさんなら、伝統工芸だけでなく、すべての職業に共通する、【魅力を伝える】という課題のヒントになる意見を頂けるのでは、と思ったからです。

今回の講演ポスター。

私がたかはしさんと最初にお会いしたのは、7年前の県の事業で講師としてきた、たかはしさんから、海外と日本、製品やブランドのアピールの違いを聞き、衝撃を受け、その時からこれから写真一つからでも意識して変えてみようと思ったものでした。
まずはプロフィール写真からと思い、たかはしさんの東京の撮影会におじゃまして、秀衡塗を継ぐ者というテーマのもと撮影して頂きました。
初めは照れくさくて、当時は周りからも茶化されたりしましたが、初対面での名刺交換時やWebをみて来店してくれる方が、必ず写真の話をして、製品以外の部分も一瞬で人に伝わる感覚が新鮮だったのを覚えています。
それから私自身も良いカメラを買って、自宅に商品撮影用の小さなスタジオを作り商品も自分で撮ったり、Webの画像の作り方を習いに行ったり、少しずつ見える部分も変えていこうとしていった、いい出会いでした。
自分や商品をかっこよく、または、かわいくみせていくのは、照れくさくて苦手な部分ですよね。
どうしてもモノが良ければわかるだろ~となってしまう。もちろんモノがいいのが一番最初ではあるのですが。

7年前、たかはしさんに撮影して頂いたプロフィール写真。

今回、私自身、あれからさらにパワーアップした、たかはしさんの講演が聞けるのが楽しみです。
前回、雪降る平泉の2月開催でも事前予約で40人埋まりましたから、今回一関は倍の80名にしてみました。
前回の集合写真。

いわて県南エリア伝統工芸協議会は、一関市・平泉町・奥州市に文化やデザインで地域貢献をすることを目的にしています。
今回の講演はどなたでも無料で視聴可能です。
平日ですが、会社帰りや学生さんが来やすい様に、17時30分スタートの講演にしました。
来週には一関市・平泉町・奥州市の各公共機関や協力商店に、一関市の京屋染物店の悠介君が製作した上記のかっこいいポスター・広告を置く予定です。
裏面には下記の参加申込書をつけているので、お早めにご予約くださ~い!!!

こちらが今回の参加申込書です。

それでは遠慮なくご参加いただければと思います。
きっといいアドバイスを頂ける講演になると思います。
それではまたまた。

 

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。