岩手県漆器組合総会&岩手の情報雑誌『男ディズム』

皆さんこんにちは。
只今とにかく休まる暇がありません。
やはく何にも考えないで楽しめる一日が欲しいです。
22日は岩手県漆器協同組合の総会が安比グランドホテルでありました。
国の伝統工芸品指定を受けている秀衡塗・浄法寺塗製造業者の組合です。
少し余談になりますが、秀衡塗と浄法寺塗の製造・販売ができるのは基本的にこの組合に属している業者になります。
全国の伝統工芸品の取りまとめをしている一般財団法人・伝統的工芸品産業振興協会(青山スクエア)に団体登録し、商標と意匠を登録し、法人税も組合業者で分担し、お支払しています。
色々と言いたいことはありますが、できれば社会ルールを守って活動している組合登録業者から製品をお求めいただきたくお願い申し上げます。
本題に戻って、交流会では安代の研修生や浄法寺・盛岡近辺で独自商品を製造して独立している方等、組合員以外の方にも案内を出して、色々と情報交換しました。
総勢30人ぐらい集まりましたが、半分以上が20代~30代と若く、このままやめる方がいなければ、岩手の漆器業界は将来明るいなぁ~と感じています。

実際漆職人さんになりたい方は増えていますしね。ほぼ女性ですが。
ただ市場はなかなか厳しいのも現状ありますので、食べていくには技能以外の部分が色々と工夫が必要かと。
私も含め今いる漆業者さんも日々色々独自に工夫して、事業を継続しているはずですので。
帰りに盛岡で今年から独立する坂根君の作業部屋の改装をのぞいてきました。
一軒家を自分でリノベーション中で、楽しそうでもあり大変そうです。
独立を機に彼は去年組合に入って頂きました。

すでに少しずつ頼んでいますが、塗りの仕事等をまわしながら、独立の良い見本になってもらいたいなぁ~と本気で応援中です。
当店でも無地の器が欲しい方も来られますので、定番を少しずつ揃えていこうかどうしようか色々と検討しているところです。
覚悟をもって本気でやる気のある人と一緒に、一生懸命試行錯誤するからこそ、いい商品がうまれると思っています。
それから今月初めに取材を受けた、岩手県内の情報雑誌『男ディズム』が手元に届きました。
まずタイトルからツッコミはいりそうですが、出だしから盛岡にジローラモ氏をよんで、盛大に開催されたPartyの様子があり、全ページフルカラーでバブルな雰囲気(笑)になっています。


盛岡の菅原靴店の社長さんが色々仕掛けてるようですね。
以前岩手県からの紹介で少しお話を伺ったことがあります。
靴以外にもファッション全体を扱う店舗はかなり有名店のようですが、さらに盛岡を盛り上げるために色々と頑張っていられるんだと感じました。
県内限定ですが、よろしければご購入ください。
京屋の淳平くんも一緒にインタビュー記事載っています。

ダンディズムが何かよくわかりませんが、職人とはいえ、適度に身だしなみにも気をつかうことは大切かと思ってます。体も絞らないととも思っているんですがね~。
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。

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