製作日々・高岡研修

皆さんこんにちは。
しばらく更新していなくてすいません。
3月は色々な仕事が重なって、バタバタしていました。
その色々とあったことをダイジェストで!
まずは記念品が色々とありました。まだお渡しできていないものもあり、明日からまた製作しなくては。桐箱入りの商品などもありました。

平泉の俳句公募の副賞を製作。
文字入れは手書き後、漆の乾き加減を見ながら金粉をまいて、文字を浮かび
上がらせます。

完成した表彰プレート。

うるし塗体験も2件の団体様がご利用いただきました。
ご家族や修学旅行、企業や各団体の研修と様々な方々にお越しいただいています。ありがたいことです。


そんなことをしていると修理の依頼も。お見積もりOKだったので、早速作業へ。
修理に関して、基本的に当社が製作した漆器と他社製品に関しては、木製で伝統技法を使って製作した漆器のみを修理しています。
日本の市場には漆ではない下地で作られている安価な商品もあるので、当社では修理に責任が持てないので、お断りしています。
長く使いたい商品が希望であれば、見分け方として新品で買うときは、うるしの塗装面がしっとり厚く塗られているか、木地がしっかり厚みがあるかなどをまずは判断材料にしてください。

次は岩手県南エリアのモノづくり青年会を立ち上げるべく、組織運営の参考にする富山県高岡市へ。
高岡はモノづくりの街として今色々なメディアに取り上げられています。
話題の北陸新幹線に乗りたかったですが、案内していただく高岡伝統産業青年会さんが開通後は各イベント盛りだくさん組んでいるということで、はくたかで移動。

高岡駅到着。

この日は午後から新宿伊勢丹のバイヤーとお話をしてからの移動だったので、夜になってしまいました。
3日間お世話になるのは高岡町屋。こちらも高岡の青年会でしかけている空き家利用事業。古い町屋がおしゃれにリノベーションされていて感動です。
しかも1人1泊3500円で、団体8人まで利用可能ということです。合宿気分を味わえます。


次の日まずはスズガミが大ヒット中の島谷さんの工場へ。
おりんの製作所として日本でも指折りの職人さんです。

次は青年会会長や事務局・高岡市の担当者とお会いして、会の運営についてお話を聞きに伺いました。

その後は曲がるスズが世界中で大ヒット中の能作へ。
工場に入った瞬間の職人たちのオーラが違いました。

次期青年会長の北辰工業所定塚さんにご挨拶して、嶋モデリングさんにも工房見学させていただき、高岡大仏を見て、夜は青年会との意見交流会になりました。

次の日、まずは螺鈿職人の武蔵川さんの工場へ。

次は金属への伝統着色でいまは建材としてもブレイク中の折井さんへ。

そして佐野政製鉄所さんへ。今朝とれたてのホタルイカを頂きました。
身が詰まっていて今がまさに旬でとてもおいしかったです。

お昼に富山ブラックラーメンで腹ごしらえしたら、杉本美装さんへ。
金属塗装のスペシャリストです。

そして現青年会長の大寺さんの店舗へ。
すばらしい町屋造りで雰囲気最高でした。

最後に北陸新幹線の新高岡駅へ

開通式に向けて、活動している場面を見学。

色々と勉強になりました。少しづつ準備していきたいと思います。
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。