本年もありがとうございました。 翁知屋 佐々木優弥

皆さんこんにちは。
明日午前中で翁知屋の本年の営業も終了します。
本年もありがとうございました。
25歳の今頃、家業を継ぐために平泉に住み始め、漆の技術も経営もわからない状態でしたが、10年の月日が流れ、お客様、取引業者の皆様のおかげで、今年も継続できました。
10年は色んな刺激をいただいてあっという間に過ぎてしまいました。
今年は地元で新たなつくり手を雇用できたことも、私にとって日々大きな勉強でいい経験になっています。
2人には今のところ伝統的な技法を教えていて、来年はより良い完成度と効率的に多くの量を生産できるようになってもらいたいと思っています。
若い時の色々作りたい衝動が止まらない時だからこそできた色々な品物に、
今も助けられている自分がいて、当時から実現させるために一緒に考えてく
れる木地師さんや友人の職人にいつも感謝しています。
また伝統工芸品を含め、チャレンジした品物を購入して頂いているお客様にも
本当に感謝しています。
今後も店舗と工場の両方を運営しているメリットをいかして、来年度以降、
材料費・消費税等の影響で価格上昇が予想されますが、色んな要望をとり
入れながら、柔軟に対応できる企業でありたいと思います。
初売りは1月2日とすぐに営業日がきますが、この辺で今年一年の感謝の
ご挨拶にかえさせて頂きます。
本年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。