玉小箱 ニューヨーク&パリ展示会決定!!

皆さんこんにちは。
ありがたいことに仕事の終わりが見えなくて、ご無沙汰しておりました。
商品をお待たせしているお客様申し訳ありません。順次制作しており
ます。大変申し訳ありません。
さて今日はタイトルにありますようにビックニュースをお伝えします。
先日経済産業省からメールをいただきまして、 クール・ジャパン戦略推進事業(海外展開支援プロジェクト)を立ち上げ、ニューヨークとパリにて展示会を行うという内容でした。
商品を公募して、各分野で海外で活躍する有名キュレーターの方々がセレクトするとのことで、参加してみました。
『WAO工芸ルネッサンス・プロジェクト』という展開のもと、
1次審査、2次審査を通過して、『玉小箱』が海外デビューする
ことが決定しました。
ついに夢だった海外展開まで辿りつきました。うれしいです。
これからが本格的な戦いですが、日本を代表する商品として選んで頂いた
自信と誇りを持って参加したいと思います。
それから、受賞等の発表が終わったので、2か月前に収めました
、財務大臣納税表彰の表彰パネルと、国税庁納税表彰の表彰パネルを
紹介します。
東京の額メーカーさんからの依頼で制作し、競争入札を見事にクリアー
しました。
平泉の華やかで落ち着きのあるイメージを表現しています。
模様は、中尊寺唐草を秀衡塗にアレンジし、毛越寺の延年の舞を
表現して、白檀で華やかさを出しています。

50枚を手書きするのは大変でした。

額に入った、『財務大臣納税表彰』の表彰パネル。

こちらは毛越寺のお祭りである『曲水の宴』でつかわれる遣水を、
秀衡市松模様で表現し、表彰が紅葉の時期でしたので、水面に浮かぶ
紅葉をちりばめました。

こちらは80枚。大変でした。

額に入った、『国税庁納税表彰』の表彰パネル

最後は以前紹介した、宮内庁楽師さんから頼まれている笛ケースの
上塗りが終わりましたので写真です。
これから模様付けして、特注金具をつけて完成です。
1年以上お待たせしていますが、丈夫な下地処理と何度も塗り重ね
しているので、100年以上もつのではと思いますが。

まだまだいろいろやっておりますが、この辺で。
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。