南部鉄器 佐藤圭 × 秀衡塗 佐々木優弥

皆さんこんにちは。
ここ2日雨になってしまいました。せっかく桜が咲いたのに…。
今日は休みでしたが、盛岡で会議をして、水沢でコラボの話し合いを
してきました。
<流>で一緒にやっている南部鉄器職人の佐藤圭君の小物入れを
私が気に入って、内側を漆塗装をして、ぐい飲みとして販売したいと
申し出てコラボすることになりました。
圭君の工房です。いま南部鉄瓶は中国での販売商品が好調で
忙しいようです。両親と圭君がメインで製作している工房です。

磨きの作業場です。渋めでなんかいい感じです。

こちらが今回のコラボ作。型付です。南部鉄器の型など見たことがない人
多いのではないでしょうか??
なかなか面倒な型のようですが、なんとか私のわがまま(外側のアール
と鬼アラレの感じと内側の表面と口当たり部分)も聞いて修正してもら
えるようで、完成が楽しみです。

福井県の酒器公募展に出品してみようと話しています。
『目指せ大賞100万円!!』で。
南部鉄器はナマ型と焼き型の2種類の製作方法があって、圭君の工房は
伝統的な焼き型の方法をメインとして製作していますので、手がかかる
ので価格的には少々高くなりますが、様々な形にも対応できる工房です。
ナマ型はたこやき器のようなやり方で、1つのプレートに同じ型が
何個か並んでいて、安く量産できるような商品を作るのに向いています。
我々若手がどんどんコラボなどで魅力的な工芸品を製作して、共同展示会
など企画して、伝統工芸の世界を盛り上げていきたいと考えています。
平泉町を発信源としてイケイケで仕掛けていきたいと思いますので、
よろしくお願いします!!
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。