秀衡さくら重箱&ビールカップ

皆さんこんにちは。
桜が咲き始めております。今後雨が降らない日が続けばいいですが。
さて桜の季節になり、さくら椀も販売につながりましたので、
今は桜の文様の重箱の製作をしております。
まずは三段(7寸)の重箱を一組製作してみることになりました。
型紙を製作。重箱にあてます。

転写。

漆で描いていきます。私は肉厚に仕上げるためドロッとした漆を使い、
一枚一枚描き分けをしているので描くのに時間がかかります。

まずは2面に花を描いて明日まで乾かします。これを3段分。

それから大人気のビールカップも製作中。
結構手間がかかっているんですよ。
今はケヤキの木目をさびで埋めて、研ぎだしているところ。
この一手間がビールカップをつるつるの感触に仕上げてくれます。

白っぽくなっている上が磨いたもの。
下はこれから磨かれるもの。
ちなみにこの轆轤は足踏み式で回転の調節も自分で調整可能です。

週末はさくら満開ですよ!!観光に来てください。
それでは。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。