浄法寺漆の木を植えました。

皆さんこんにちは。
だんだんと桜の季節も終わりに近づいてきました。
お花見はしましたか??
今日は浄法寺産の漆の木を庭に植えましたので、報告します。
10月頃ごろに浄法寺漆の共進会に行ったときに、漆を買おうとしたら
すべて予約済みで買えなかったので、自分で植えて育てようと考えて
苗木を買いました。
今後日本産の漆は、掻きこさん、漆の木の減少と国宝級の修復に使われるようになっていき、価格もさらに上がってくると予測され、とても使えなくなってしまうかもしれなかったので、今から備えておきたいと思っていました。
浄法寺森林組合に問い合わせをしました。
送られてきた苗木。きれいに包まれています。

広げてみるとこんな感じです。

48本庭に植えました。15年後採るのが楽しみです。

一本の木から牛乳瓶1本分しか漆がとれないといわれていますので、
まだまだ足りませんが、とりあえずはじめの一歩です。
毎年徐々に植えていただける先を探して平泉町内で漆がとれるように
なればいいなぁ~と思います。
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。