カクテル・パーティー出展<日本バーテンダー協会北上支部主催>

皆さんこんにちは。15日は、高校時代の友達の結婚パーティーに行きまして、12年ぶりに多くの同級生と話をしました。
その中の一人で、及川拓郎君という友人は、映画・テレビ・舞台・脚本・演出などの仕事をしているといっていました。19日からは渋谷シアターグリーンというところで、バンカラという舞台の脚本・演出を担当するそうです。今は「スクラップ・ティーチャー」などの脚本も書いているそうです。
久しぶりに会って話をして、すごくいい刺激をもらいました。
私も今よりももっと成長できるように、創作に励んでいきたいと思います。
さて題名にありましたとおり、岩手県北上市ホテルシティープラザ
にて開催されます、カクテル・パーティー<日本バーテンダー協会北上支部主催>に、モダンクラフト<流>の出展が決まりました。12月7日です。
メンバー結成後、初めての展示会です!!
急なわがままを受け入れていただいた、バーテンダー協会北上支部さんに
感謝、感謝です。
このカクテル・パーティーは毎年開催しているようで、10人以上のバーテンダーが、それぞれのお店の常連さんや、県内の一般のお客さん等をおよそ500人ぐらい集めて開催するようです。会費は前売り5000円(当日6000円)で18時~受け付けです。
今回出品予定の商品です。
まずは漆器のグラス類

鉄器の灰皿・小皿類

鉄器のアイスペール・ミキシンググラス・岩谷堂の彫金技術を使ったストレナー。

岩谷堂箪笥の技術を使った銭箱・鉄器&漆器のコイントレー・漆で蒔絵をした万年筆と栃の木に牛革を漆で貼ったサイントレー類

世界・日本・岩手初のお披露目ですので、どんな反応があるか楽しみですが、県内でお披露目できることがうれしく思います。やっぱり岩手の伝統工芸について地元の人に知ってもらわないと。
それから、まだ確定ではないですが、1月23日~25日まで伝統工芸協会主催の東京六本木のミットタウンで開催される展示会にも出展を申し込んでおります。
確定しましたら詳細を報告しますので、ブログをご覧になっている都内の皆さんよろしくお願いします。
最後に<漆の豆知識>コーナーです。
先週のカメラマンたかはしさんのアドバイスをもとに、一般消費者が漆のことをを少しでもわかってもらえるように、できるだけ毎回書きたいと思います。職人との距離が少しでも縮まるといいなぁ~。
今回のテーマ<漆が乾く>です。
まず漆は水分を必要として乾きます。正確には固まるという感じです。
漆を塗る前にガラス盤などに少したらして、どのくらいの湿度・温度・
時間で乾くか見ておきます。漆によっては一生乾かない漆もあります。
発色良くしたいときには、塗った面を下にして、遅く乾くようにします。しかし、遅く乾かすということはホコリなどが付きやすい原因になります。
また逆に早く乾くと塗料が縮んで乾いたり、色が出ないで暗~く乾いたりします。この微妙な調整が難しいんですよ!!ただ塗ってから6ヶ月ぐらいすると最初暗かった色も明るくなってきます。
それから梅雨は湿気が多いので早く乾いてしまいます。
逆に冬時期は乾燥しているので遅く乾きます。同じ漆でも梅雨時期に10時間ぐらいで乾いたものが、冬時期は2日たっても乾かないなんてこともあります。だから塗る前には必ずガラス盤で乾き具合を見るのです。
漆の乾き時間の調整は簡単で、早ければおそい漆を混ぜ、遅ければその逆です。もしくは冬時期であれば濡らした布をおいて湿気を与えることです。
でもこれに塗った面の艶・漆のかたさ・流れ具合・発色いろんな要素を考慮して漆をブレンドすることがメチャクチャ難しいんですよ!!
どうでしたか??第一回目はこの辺で終了です。
先ほど納品した蒔絵つきの万年筆。最近は空気が乾燥していて乾きにくかったので、ほどほど乾いてきたら、お風呂の中で乾かしました。さすがにお風呂は湿気だらけですもんね。
いい湯だな~なんておもっているのかなぁ~。

それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。

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  1. 赤松 茂 より:

    大人の休日クラブで見た蒔絵の万年筆、欲しくなりました。手に入れることは出来るのですか?