山形県天童市 蕎麦屋さん吉里吉里 そば盛器納品

みなさんこんにちは。
寒くなってきましたね。苦手な冬が近づいてます。
さて今日は、24日に山形のお蕎麦屋さんへ盛器を納品したときのことを
書きたいと思います。
吉里吉里のご夫婦からお話を頂いたのが1年前。
雑談のようなお話から始まり、イメージが形になるように7,8枚のデザイン画を描き、サンプル製作・実際の店舗にうかがって、使われ方などを商品に反映させて、木地の乾燥を十分させてから製作にかかり、やっと納品することができました。
うっすらと差し込む日の光が盛器を輝かせていました。
以前伺ったときに、この明かり具合だと、けっこう艶をあげた方がいいと
思ったので正解でした。

漆の仕事を始める前に自分が思い描いていた仕事が初めてできて、すごく充実していました。上品でモダンな店舗で使われるような、オリジナルの器がいつか作れたらいいなぁ~と思っていて、5年目でやっと一つ実現できました。
こんな感じでお客さんの前にでるんですよ~

吉里吉里のご夫婦も喜んでいただいて、使うのもったいないとか言ってもらえて、大変ありがたい仕事でした。
おいしいお蕎麦を食べに来た方たちが、この器にも目を留めてくれて、
漆の話や器の話で盛り上がってもらえるといいなぁ~と思っております。
やっぱり使われてこその器ですからね。
漆の仕事が少しでも理解してもらえるようにこれからもがんばります!!
吉里吉里さんに行く前に、山形の鋳物の老舗、菊地保寿堂さんによりました。ここは世界的に有名なカーデザイナーの奥山さんが、山形カロッツェリアという工芸品のグループをつくり、主に海外で販売するために製作する商品や売り方を戦略的にプロデュースしています。

お店の奥さんにいろいろとお話を聞くことができたので、今後の<流>
の活動にも参考になりました。
それから吉里吉里さんのご紹介で、木の家具を製作している、<家具工房・モク>の渡邊英木さんにもお会いすることができました。本当に丁寧なお仕事をされている方ですごく参考になりました。
この仕事を始めて、ホントに多くの様々な職種の方々に会うことができて、
自分の知識や感性の幅も少しずつ広がってきてるんじゃないかなぁ~と思います。
今後も多くの方にお会いして、いい刺激を受けたいと思います。
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。

山形県天童市 蕎麦屋さん吉里吉里 そば盛器納品”へ0件のコメント

  1. モク より:

    その節はご来訪ありがとうございました。ブログに載せてくれたのですね。
     こちらは明日から『和と環境展』展示会です。
    また、こちらに来られた際は是非お寄りください

  2. YUYA@翁知屋店主 より:

    モクさんコメントありがとうございます。
    今度、写真たての木地をお願いしたいと思ってました。
    落ち着いてからご連絡したいと思います。
    そのときはよろしくお願いします。

  3. モク より:

    返事遅くなりゴメンなさい
    はい、では楽しみにしています。
    今後共よろしくお願いします