岩手県 クラフトマン養成塾 ロゴ決定

皆さんこんにちは。
古代秀衡椀展も無事終わりました。会期中500名近いお客様が
ご覧になったようで、反響の大きさにびっくりしました。
さて今日は、クラフトマン養成塾のグループ名とロゴが完成しましたので
お披露目したいと思います。
グループ名は『流』に決定しました。このグループのスタンスとしては、
『コアな世界に伝統工芸をぶちこむ!!』というかたちで、第一弾として、バーの世界の用品を製作しています。
この名前は<不易流行>という四文字熟語から<流>の一文字を取り、名づけました。
この意味は、移り変わるモノの中に、永遠に変わらない本質的なモノがあるということで、時代や様々な洗練された世界に合わせた商品を製作していくのだけれど、技術や手順・材料は昔から変わらないやり方をしていこうという思いでつけています。
それから<流>という字は、われわれが受け継いでいる伝統や技術を自分たちの中で消化して、工芸品を製作し、次の世代につながるように伝統を流していこうという思いもこめられています。
1年以上の話し合いを重ねやっとまとまりました。
<流>のロゴ。岩手県工業技術センターの小林さんに製作していただきました。小林さん、かっこいいロゴありがとう!!

サブタイトルとして Modern Craft Project とつけました。
今後展示会等も予定しておりますので、よろしくお願いします。
そんなこんなでまだまだかけだしで製作しているところでしたが、
ありがたいことに、あるお客様にお買い上げしていただきました。
バーの用品として私が製作している<OKINAシリーズ>。
そのお客様も漆が好きで色々と見ているようですが、こういったものは
みたことないといっていました。仮に世界中探してもない商品と言いきれます。この写真に載っている3種類をご注文頂きました。

このお客様は、お椀を中心とした昔から伝わる物も大事なんだけれども、
すぐに結果がでないかもしれないが、こういうものを製作していく姿勢にすごく意味があって、大事なんじゃないかとおっしゃっていただき勇気付けられました。
このような商品を製作することで、やはり様々なご批判があるのも事実
です。わたしは古代秀衡椀の復元もしましたので、伝統の大切さも少しは
理解しています。だからどちらも大切にして製作に励んでいくべきだと考えてます。ただ本音を言うと、モダンクラフトを創っていくことの方が、面白くてすきなんですよね~。
他にもこんなもの

あんなもの

こういったものも

製作していく予定です。
今後の<流>の活動をお楽しみに!!
それではまたまた。

投稿者プロフィール

翁知屋 5代目 佐々木 優弥
翁知屋 5代目 佐々木 優弥
昭和53年6月17日生まれ
岩手県平泉町にて伝統工芸「秀衡塗」の製造販売。
天皇皇后両陛下の御用食器一式や皇太子殿下献上品、伊勢志摩サミットG7各国首脳の贈呈品に採用、国内外のデザイナーとの創作品も手掛けグッドデザイン賞も獲得するなど高い評価を受けている。